3  前提条件

このページでは、受講前に揃えておくべき環境とツールをまとめる。講義の目標は 講義の目標 で述べる。

3.1 前提条件

  • Git / GitHub の基本操作(別の講義で扱った内容)
  • GitHub アカウント、できれば GitHub Student Developer Pack
  • GitHub CLI(gh)のインストールと認証
gh auth login
# 対話形式で GitHub.com -> SSH -> ブラウザ認証を選択
gh auth status   # 認証が成功したか確認
  • この講義では、GitHub との接続は HTTPS ではなく SSH を標準とする。

  • Julia のインストール(juliaup 推奨)

# macOS / Linux
curl -fsSL https://install.julialang.org | sh

# Windows(PowerShell)
winget install julia -s msstore
  • インストールの確認:
julia --version

3.2 AI ツールのセットアップ

この講義では、エディタ型と自律型 CLI のどちらを使ってもよい。ここでは、自分が使うものを 1 つセットアップすれば十分である。講義中の進め方や使い分けは 良い AI 開発と悪い AI 開発 で補う。

3.2.1 エディタ型ツール(推奨)

エディタ内で AI と対話しながらコードを書くスタイルである。初学者にはこちらが取り組みやすいだろう。

ツール 特徴 リンク
VS Code Copilot GitHub Student Developer Pack で無料 セットアップページ
Cursor Pro Agent モード・PLAN モードが使える(月額 $20) セットアップページ
警告

Cursor の無料版(Hobby プラン)にはエージェント機能がない。この講義で使うには Pro プランが必要である。

3.2.2 自律型 CLI ツール

AI が自律的にファイル操作やコマンド実行を行うスタイルである。慣れれば非常に強力である。

ツール 特徴 リンク
Codex CLI ChatGPT Plus に含まれる セットアップページ
Claude Code Pro プラン(月額 $20) セットアップページ
OpenCode オープンソース CLI、任意の API と組み合わせ可能 セットアップページ
ヒント

OpenCode + z.ai の coding プラン(月額 ~$30)は安くはないが、トークン上限が大きく快適に使える。

3.3 パッケージの事前ダウンロード(必須)

重要講義前に必ず実行すること

会場のネットワーク帯域には限りがある。当日その場でダウンロードすると、講義時間内に終わらない可能性がある。自宅や大学など、安定したネットワーク環境で事前に実行すること。

講義本編では Step 0 でプロジェクト環境内にパッケージを追加する。以下のコマンドは、主要パッケージを事前にダウンロード・プリコンパイルしておくためのものである。デフォルトの Julia 環境を変更するため、後で行うプロジェクトセットアップとは混同しないこと。

julia -e 'using Pkg; Pkg.add(["BenchmarkTools", "Plots", "Test"])'
  • BenchmarkTools: パフォーマンス計測に使用(Step 5)
  • Plots: プロットに使用(Step 7)
  • Test: テストに使用(Step 6)