Matrixを使い始める前の暗号化設定チェックリスト

言語: 日本語 / English

対象者: 初めてMatrixを使う人 / すでに使っている人

チャットを使い始める前に完了してください

Matrixの暗号化メッセージを読むための鍵は、アカウントのパスワードとは別に管理されます。最初の日にSecure Backupとリカバリーキーを設定しないと、端末の故障や鍵の受信失敗によって、後から読めないメッセージが残ることがあります。

まず覚えておくこと

  • リカバリーキーはログインパスワードではありません。 サービス管理者も後から教えることはできません。
  • Secure Backupは、端末が受信した復号鍵を暗号化してサーバーへ保管するMatrix標準の回復手段です。
  • 端末検証は、新しい端末を自分の正当な端末として暗号学的に承認する操作です。
  • スマートフォンでは、従来のElement(Element Classic)ではなくElement Xを使うことを強く推奨します。

OSごとの推奨クライアント

OS 推奨クライアント 暗号鍵を守るための役割
Windows Element Desktop Windows版Element Xはないため、検証済みの基準端末としてSecure Backupへ接続する
macOS Element Desktop。対応機種ではElement Xも併用可能 Element Xを追加の検証済み端末として利用できる
iPhone / Android Element X ログイン後に必ず端末検証し、Secure Backupへ接続する

Windowsでも安全性の要点は同じです。Element Desktopを検証済みにし、リカバリーキーを保存し、Secure Backupが有効であることを確認してください。Element Xを使えないこと自体が、暗号化メッセージを利用できないという意味ではありません。

利用開始チェックリスト

1. 最初の端末とリカバリーキー

  • Elementへ初めてログインした
  • Secure Backupの設定案内を最後まで完了した
  • 案内が表示されない場合、Settings → Encryption → Get recovery keyを開いた
  • 発行されたリカバリーキーを安全な場所へ保存した

保存先には、パスワードマネージャー、暗号化した外部メディア、施錠できる場所に保管した紙などを使います。チャット内、自分宛てメール、暗号化されていないメモには保存しないでください。

Element DesktopのEncryption画面で、Get recovery keyと表示される場合は未設定、Change recovery keyと表示される場合は設定済みです。

2. 最初の端末を検証する

  • Element Desktopで プロフィール画像 → All Settings → Sessions を開いた
  • Current Sessionに緑の盾が表示されている
  • Encryption画面でSecure Backupが有効になっている

3. スマートフォンではElement Xを追加する

  • スマートフォンへElement Xをインストールした
  • 同じMatrixアカウントでログインした
  • リカバリーキー、または最初の検証済み端末を使って端末検証を完了した
  • Element Xで過去の暗号化メッセージを読めることを確認した

対応するMac(Apple Silicon、macOS 15.5以降)では、Mac版Element Xも補助端末として利用できます。

Element Xをインストールしただけでは回復経路になりません。 同じアカウントでログインし、端末検証と過去メッセージの復号確認まで完了してください。

完了条件

次のすべてを満たせば、利用開始の準備は完了です。

  • 検証済み端末が1台以上ある
  • Secure Backupが有効である
  • 有効なリカバリーキーを安全に保管した
  • Element Xが検証済みである
  • 2台の端末で過去の暗号化メッセージを読める

すでに使い始めている場合

リカバリーキー、端末検証、Secure Backupのいずれかが未確認なら、ログアウトや再インストールを行う前に既存利用者向けの安全確認・回復チェックリストへ進んでください。

公式資料

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