「物理屋のための機械学習講義」第22回の補助資料ページです。
講義の補助資料は,講義の1週間前までを目処にこのページに掲載します.
近年の大規模言語モデルは,コード補完を超えて, 仕様の整理,実装,テスト,デバッグ,リファクタリングを反復的に行う “agentic AI coding” の段階に入りつつある.
講師自身もこの半年,手動でコードはほとんど書いておらず, テンソルネットワークに基づく機械学習的アプローチの物理への応用に向けて, AI coding agent とともに新しいソフトウェアスタックを開発している. 関連する開発例として,以下がある.
一方で,研究コードでは,数値的正しさ,再現性,性能, 依存関係管理,長期保守性が重要である.
本講義では,物理・機械学習研究における日常的なコード開発を題材に, AI coding agent を安全に使うためのワークフローを概観する.
特に Rust の型システム,所有権,テスト,パッケージ管理を利用することで, AI が生成したコードを人間が検証しやすく, 壊れにくい研究ソフトウェアへ効率よく育てる方法を紹介する.
後半では,簡単な数値計算コードを題材に, AI coding agent と Rust を用いた実装,テストなどを ハンズオン形式で体験する.